二酸化炭素濃度の限界値

二酸化炭素濃度

写真は昨日の我が家の二酸化炭素濃度です。14時に900PPMだったものが10分後の14時10分に2000PPMに上昇、さらに14時26分には最高値の4432PPMまで急上昇しました。
さてこの時我が家で何があったのか?
実は子供が夏休みの宿題で竜巻を作る実験でドライアイスの煙を大量に発生させていたのです。二酸化炭素濃度が急上昇するのも当然ですよね。
二酸化炭素はそれ自体は有害なものではありません。屋外の二酸化炭素濃度は400PPMです。屋内、特に住宅で二酸化炭素濃度を上昇させる原因は人の呼吸です。人の呼気に含まれる二酸化炭素濃度は38000PPMで、吐き出すとすぐに希釈され無害なレベルまで減少します。ちなみに一般的な二酸化炭素濃度の衛生的な限界値は5000PPM、15000PPMで息切れや脈拍の増加、80000PPMで痙攣や麻痺など死に至ることもあると言われています。
このように二酸化炭素は超高濃度でなければ空気汚染とはみなされないのですが、二酸化炭素濃度を800~1000PPMに保つことでその他の有害物質の濃度も害が無いレベルと判断できるので空気汚染のセンサーとして有効なのです。
室内空気を新鮮に保つに必要なのが換気です。屋外の新鮮な空気と室内空気を入れ替えて室内空気を無害なレベルに保つのです。日本で義務付けられている住宅の換気量は0.5回/hという換気量、1時間に居室の空気容積の1/2の換気を行いなさいという基準です。確認申請ではこの0.5回/h換気を行えるように居室の容積から換気扇の能力を決定した計算式の書類を提出して審査を受けているのです。

ここで問題となるのが実際に書類通りの換気量があるかどうかという事です。換気量が不足する原因は、1換気扇のスイッチを切る、2フィルターやグリルが目詰まりして所定の換気量が得られない、3ダクト曲がりなどの圧力損失で所定の換気量が得られない、という3点が最も大きな原因です。

居住時の換気量の測定は実験室でない限り不可能なので、二酸化炭素濃度を測定することで空気汚染度を推測するという方法が有効となるのです。換気は多すぎるとエネルギーロスとなり少なすぎると健康被害が発生します。そこで最近では二酸化炭素濃度をチェッカーとして必要な分だけ換気を行うというデマンドコントロール換気というシステムの研究も進んでいます。

ドライアイスの実験による我が家の二酸化炭素濃度急上昇から長文となってしまいました。最後までお読みいただきどうもありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました