小さくて広い家 工事契約

川崎市麻生区で設計中の「小さくて広い家」の施工会社が決まり工事契約を締結しました。
計画当初は敷地を分割しての建替えで進めていましたが最終的に大きな敷地のままで進めることになり長い設計期間(約1年半)を要しました。工事金額の調整も苦労しましたがようやく工事契約できました!!

こちらの住宅は内外ともに凝った作りとなっています。
屋根と外壁はシルバー色のガルバリウム鋼板張り、内部床はマルホン製のマホガニーフローリング、内壁は珪藻漆喰塗り、木製建具や家具も特注の作りとなっています。いまから完成が楽しみです。

写真はリビングダイニングの室内パースです。現し天井(2階の梁と床板が見える)と南面の大きな窓が特徴的なインテリアとなっています。快適な室内環境となるよう外皮性能もバランスの良いものとしています。

外皮平均熱貫流率Ua値:0.42W/m2K
平均日射熱取得率(冷房期)ηAC値:1.3
平均日射熱取得率(暖房期)ηAH値:2.3

断熱性能を示す外皮平均熱貫流率は省エネ基準の約2倍、夏の日射遮蔽性能を示すηAC値は省エネ基準2.8以下のところを1.3、冬の日射取得性能を示すηAH値は2.3(省エネ基準は指定なし)という性能です。経験上のお話をしますと、Ua値0.42~0.45、ηAC値は1.0程度、ηAH値は2.0以上とすることで快適な環境となります。計算結果のηAC値1.3は目標に達していませんが、これは簾やカーテンを使用しない状態の計算結果で、これら後付けの遮蔽の工夫をすることでηAC値1.0以下となることを計算で確認しています。

細かな数値のお話をしましたが、高い数値の達成を目標とするのは間違いです。どのような室内環境にしたいか決めて、その環境を実現するための性能を確保するという順序にしなければいけません。

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