刺激をひきおこす素材、有害物質の使用を減らし、新鮮空気を十分に確保する

私たちの周りの建築材料や家具などの備品だけではなく、芳香剤、洗浄剤、パーソナルケア製品、衣類、アクセサリ、おもちゃにも多くの有害な刺激物質や汚染物質が含まれています。それらの一部は、私たちが呼吸する空気やほこりにも含まれています。

「刺激物質」とは人体(主に気道と目)の機能を損なう化学物質です。

構造面材の普及にともない住宅の気密性が高まっており、換気の重要性が増しています。よい空気は意識的、積極的な(窓開け)換気、もしくは適切な機械換気設備によってのみ保証されます。様々な刺激物質を随時測定することは困難ですが、CO2濃度を測定し適切な濃度に保つことで、その他の刺激物質も健康に害の出ないレベルまで下げつことができます。理想的なCO2の濃度は住居空間の場合400PPM-800PPM、ビル管理法で定められているCO2濃度は1000PPMです。都市の大気は700PPMくらい、郊外の大気は500PPMくらいあることを考えるとかなり適切な換気を行わないと理想的なCO2濃度にはなりません。

換気していない寝室の朝は3500PPM、換気の悪い教室では4000PPMまで高まります。CO2濃度が4000PPMまで高まった空間は、眠気や集中力欠如といった症状がでてきます。教室で勉強している生徒が眠くなるのはCO2濃度に原因がある可能性もあるのです。新鮮無浮きはおよそ21%の酸素と0.04%の二酸化炭素を含みます。一方で、人間の呼吸により出された空気は、およそ16%の酸素と4%の二酸化炭素を含んでいます。二酸化炭素濃度を高める最大の汚染源は人間であるという事実を認識する必要があります。

汚染物質は、人間の健康だけではなく、動植物にも害を及ぼす可能性のある物質、または物質の混合物です。ヘルスケア、医療、環境保護の観点から、これらを可能な限り減らすようにしましょう。

資格を持ったバウビオローゲIBN(BIJ)は、このことについてアドバイスし、刺激物質や汚染物質を全く含まない、または少なくともごくわずかしか含まない製品を推奨することができます。

 

―ヒント―

状況を改善するための早急な対策として、換気(新鮮な空気の供給)とほこり(ダスト)の削減をお勧めします。例えば細かいフィルター付きの掃除機(HEPAフィルター)、HEPAフィルター付き空気清浄機の使用が考えられます。空気清浄機はコロナ対策にも有効です。ただし、優先すべきは窓換気であることをお忘れなく。
新型コロナの流行により感染症対策のために必要な換気量を環境省が示しています。1,30分ごとに窓を全開にする、2,1人当たり毎時30m3の換気量を確保する、という二つの方法です。一人あたり毎時30m3という換気量は建築基準法が定めている健康維持に必要な一人当たりの換気量と同値です。
バウビオロギーでは感染症予防に関わらず有害物質の除去に必要な換気量は一人当たり毎時50m3を推奨しています。

必要な換気量は分かりましたが、適切な窓換気を行うのは難しいもの。そこで次にCO2濃度を知る方法を一つご紹介します。上の写真の商品は私が設計した住宅が完成したときに設置している温湿度データロガーです。商品名は「NETATMO(ネタトモ)ウェザーステーション」です。温度・湿度・CO2濃度・音圧を常時測定してサーバーに保管できる優れものです。測定データはスマホで確認でき、例えばCO2濃度1500PPMになったら通知するというような設定ができるので窓換気のタイミングを知ることができます。シックハウスが問題となり2003年以降に建設された住宅は換気回数0.5回/h以上の能力を有する換気設備の設置が義務付けられました。これにより新築時には適切な換気がなされている住宅がほとんです。ですが換気扇のフィルター目詰まりなどにより換気扇の換気能力は低下していきます。フィルター清掃の時期を知るためにも二酸化炭素濃度の通知機能は有効です。

BIJバウビオローゲ 森健一郎

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