質のよい飲料水に注意をはらうー持続可能な環境の形成ーバウビオロギー25の指針

質の良い飲料水に注意をはらう

ー持続可能な環境の形成

ーバウビオロギー25の指針

 

水はあらゆる生命の礎です。

 

日本における飲料水や水道水の水質はとても良好です。ただし、使用直前の最後の数メートルで、化学物質、重金属、またはレジオネラ菌のような細菌によって汚染されていることには注意が必要です。また日本とヨーロッパでは水の成分に違いがあり、日本は「軟水」、ヨーロッパは「硬水」です。

 

硬水と軟水の違いはカルシウムやマグネシウムの含有量の違いにあります。WHO(世界保健機関)が定める基準では高度120mg以上が硬水、120mg未満が軟水とされています。硬水は口当たりが重く、反対に軟水はまろやかな口当たりが特徴と言われています。口当たりだけでなく、シャンプー後の髪の毛の質にも違いがでるそうで、軟水のほうが髪の毛がしっとりするようです。

 

質の良い飲料水のために何ができますか?

 

1,逆洗(濾過、もしくは逆流洗浄)のフィルター(家の接続部)を定期的にすすぎ、メンテナンスする。

濾過または逆流洗浄装置は優れた効果がありますが、日常の環境下において最近繁殖が起きるという問題があります。こうした理由から、メーカーの中には濾過後の水の殺菌のために紫外線照射を行っているものもあります。紫外線照射でバクテリアや真菌類は煮沸した場合と同様に死滅しますが、かなりの量のバクテリアの市街と有害物質が残ってしまいます。従って、対策としてはメーカーの指示に正確に従ってメンテナンスする以外にありません。

 

2,数時間使わない時には、すぐに水を飲まないでください。例えば樹木の水やりなどで、数リットル飲む前に水を出して使用してください。

 

3,レジオネラ菌に対する措置を講じてください。

レジオネラ菌はバクテリアです。レジオネラ菌の繁殖に最適な温度は25℃~45℃の間にあり、この温度域は多くのボイラー室や浴槽で見られるものです。エアコンや加湿器からレジオネラ菌が発生することもあります。

レジオネラ菌は75℃以上ではわずか数秒で死滅します。ボイラーと貯湯タンクには「レジオネラスイッチ」を点けて週に一度自動的に湯の温度を70℃に上げる、給湯管は70℃の熱湯を配管全体に流して洗浄することです。エアコンや加湿器の対策はメーカーの指示に正確に従ってメンテナンスする以外にありません。

 

4,ドイツでは、浄水器などの水後処理装置は一般的に不要です。それらをそれでも使う場合場合には、商品の説明書に従って、継続的清掃、保守点検する必要があります。浄水器のフィルター交換に費用がかかるので交換周期を伸ばすことは避けてください。

 

 

5,水質が悪い場合には、代わりに、または部分的にボトル入りの水を使用しますが、エコ収支的には著しく問題があります。日本では水道水が適切に管理されています。健康被害を恐れてボトル入りの水を使用する必要はありません。もし心配ならば水道業者に水質検査を依頼して問題がないかを確認してください。

 

6,バウビオロギーではステンレス配管、もしくは錫(すず)メッキされた銅管を推奨します。

水は浄水場から住宅に至るまでに間に、様々な配水管を経由します。現在、配水管に使われている材は主に以下の通りです。

・ポリエチレン管 PE、PE-X、HDPX

・アルミ複合架橋ポリエチレン管

・硬質ポリ塩化ビニル管 HIVP

・ステンレス管

・銅管

・ライニング鋼管

 

住宅の給水管でよく使用されている材質は、「架橋ポリエチレン管(PE-X)」と「硬質ポリ塩化ビニル管(HIVP)」です。高い耐久性と抗菌作用がある金属管が長らく使われてきましたが、施工費が高額になることから、現在ではプラスチック管が使われるようになりました。プラスチック管は取付が簡単で、水垢・腐食耐性、化学耐性に優れるという利点がありますが、反面時間の経過とともにバクテリアフィルムが形成される場合があります。

 

上記の理由からバウビオロギーが推奨するのは、少なくとも台所と給湯器につながる分岐水栓と給水管だけはステンレス管か錫メッキ銅管を使う、その他は架橋ポリエチレン管にすることです。ポリエチレンは塩化ビニルよりも環境負荷がはるかに少ない(生産に問題が生じない、燃焼時に有害物質を排出しない)です。

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