ラワン合板の曲面天井

 

東京都世田谷区で施工中の「世田谷区のシンプルモダン住宅」の大工工事が順調に進んでいます。

このブログではダイニングキッチンの吹抜け上部天井を紹介しましょう。

 

いまから40年ほど前、ローコスト住宅では定番建材としてラワンベニヤが使用されていました。仕上表や短計図で「ラワン合板オイルフィニッシュ」という記載を目にしたものです。それが20年前になるとラワン合板は高価な建材となり、昨今ではあまり目にしません。個人的にはとても好きな建材で、自宅の内壁は前面ラワン合板仕上げとしました。機械的な印象の品合板とくらべてラワン合板は柔らかな印象がありますね。

 

「世田谷のシンプルモダン住宅」では吹抜けと2階廊下上の天井を曲面のラワン合板張りとしました。木組で曲面を作り、綺麗な曲面となるように2.5mmのラワン合板を2枚重ね張りしています。大工さんいわく2.5mmよりも3.0mmのほうが色を揃えやすいからいいんじゃないというご意見もいただきました。この住宅を施工してくれた大工さんはとても腕がよく、今回の曲面天井もきっちりと目地を合わせてとても綺麗に張り上げてくれました!!

ちなみに、曲面天井右下の壁段差は間接照明BOXとなっていて、夜間はアッパーライトでラワン合板を照らす計画としています。

 

こちらの写真はダイニングキッチンから階段方向を撮影したものです。天井の曲面がよく分かりますね。階段はスチールプレートを折り曲げ壁から片持ちで固定してます。柱などなくすっきりとしたデザインとなるよう考えました。

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