11月3日~4日、「2023年バウビオローゲの集い」に参加してきました。1枚目の写真は会場となった岐阜県立森林アカデミーです。森林文化アカデミーは濃尾平野の最北端、岐阜県美濃市にあります。学校のすぐ西側には清流・長良川が流れ、東側には33ヘクタールの演習林が広がります。周辺の自然環境とあいまってとても素敵な学校でした。
敷地内には、すべての人と森をつなぎ、森と暮らす楽しさと森林文化の豊かさを次世代に伝えていく施設「morinos」もあります。一般の方向けのイベントなども多数開催されているようなのでご興味ある方は訪れてみてください!!
森から生まれる持続可能なコミュニティ「morinos」
開館時間:10:00 〜16:00
休館日:火・水曜、年末年始
今回で3回目となる「バウビオローゲの集い」では~バウビオロギーの温熱環境~と題した講演やディスカッションが行われました。外皮性能の数値だけが独り歩きしているここ数年の状況から、外皮性能の基本知識を押さえながらバウビオロギー的な温熱環境や暖冷房設備について考えることができました。
二日間の講習や事例紹介、ディスカッションを終え短時間でしたが最寄り駅の近くにある「うだつの町並み」を見学してきました。江戸時代の情緒を感じることができるとても素敵な街並みでしたよ。
家に着いてから調べてみると、国の伝統的建造物群保存地区に選定されたうだつの町並みだそうです。
うだつの町並みの「うだつ」とは、屋根の両端を一段高くして火災の類焼を防ぐために造られた防火壁のことです。裕福な家しか「うだつ」を造ることができなかったため、庶民の願望から「うだつを上げる・うだつが上がらない」の言葉もできました。屋根の上に飛び出た瓦の下の壁が「うだつ」です。
美濃市は、江戸時代の商人の町で、この「うだつ」が多く残っているそうです。
街並みのなかでも、国の重文指定になっている造り酒屋の「小坂家住宅」や市指定文化財の「旧今井家住宅」は庭や蔵などに往時の繁栄を今もとどめています。電車までの時間が無かったので。わずか10分だけでしたが「今井家住宅」を見学してきました。
「いい~。久しぶりの町屋はやっぱり、いい~」
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