新しいのに懐かしい切妻屋根の家

外観夕景

川崎市麻生区に建設した、新しいのに懐かしいモダンでお洒落な切妻屋根の家
主要居室を南面に配置して豊かな日射取得を得ながら、南北上下換気を促す工夫を盛り込んだ。北西に配置した玄関ポーチをイタウバ材の縦格子で囲み自動施錠ドアを設置、防犯性に配慮しながら玄関ドアは開け放って南北換気を促す。北側中央の階段室を2階上部のロフトまで伸ばしロフトに設けた電動トップライトで不在時にも上下換気ができるようにしている。
高断熱高気密により真冬でもとても暖かく、早朝わずかな時間に暖房を稼働させれば快適になる。中間期から夏季は上記の南北上下換気で空気のよどみ感はまったくない。

この住宅はBSテレビ東京の「となりのスゴイ家」という番組で2023年2月4日に放送紹介された。番組アーカイブでダイジェスト動画を視聴できるのでご興味ある方は下のリンクからご覧ください。

平面図

外装は屋根壁ともガルバリウム鋼板仕上げとした。外壁はガルバリウム鋼板の横張と縦張りを併用してデザインした。道路面となる西面は西日を遮りながら「切妻屋根」をシンプルに見せガルバリウム鋼板横張り仕上げとした。窓を適材適所にしぼりこみながら、雨どい(軒樋竪樋)を見せない納まりとしたことにより、外観のフォルムが強調させた。新しい素材のガルバリウム鋼板を使いながら、シンプルな切妻屋根を特徴的に見せることにより「どこか懐かしさを感じる」家となった。

内装仕上げは、床:マホガニー無垢フローリング、壁:珪藻漆喰塗り、天井:2階床現しおよび珪藻漆喰塗り、階段及びカウンター材:イロコ幅板、室内ドア:ウエスタンレッドシダー銘木合板。
間接照明も適所に設置し、モダンで落ち着くインテリアとした。極小幅の階段、コンセント配線処理、洗面室収納棚の細かな工夫など数多くあり。2階ロフトは畳床・壁天井ラワン合板板仕上げ・トップライトで最高に落ち着く空間となった。

DATA

  • 主要用途:一戸建ての住宅
  • 構造  :木造
  • 階数  :地上2階、地下0階
  • 延床面積:112.86㎡
  • UA値  :0.42W/㎡k(HEAT20 G2グレード、参考Q値1.68)
  • ηAC値 :1.2
  • ηAH値 :2.0
  • エネルギー:65.0GJ/等級5からさらに10%削減(設計計算値)
  • 室温シュミレーション:外気最低気温3度の晴天日、LDKの最高室温20.3度、深夜0時に16度

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