25の指針「快適な室内環境」

無臭もしくは良い香りのする材料を用いる

住まいは「香りの履歴書」を持っています。風の匂い、花の香りは、過去の体験を呼び覚まします。経験を積んだ人ならば、病室や患者の匂いで病状を把握することができるものです。嗅覚は、食品の腐敗を敏感にとらえ、火災の危険を感じ取ります。新居建設や中古物件を改修する際に、まずは心地よく香る、もしくはあまり匂いのしない建材を使用しましょう。臭いの及ぼす影響を軽視してはなりません。

刺激をひきおこす素材、有害物質の使用を減らし、新鮮空気を確保する

住宅の気密性が高まっていることから換気の重要性は増しています。良い空気は意識的、積極的な窓開け換気、もしくは適切な機械換気設備によってのみ保証されます。例えば理想的なCO2の濃度を居住空間の場合400-800ppmと定めています。日本のビル管理法では1000ppm以下とすることが義務付けられています。都市の大気は700ppmくらい、換気していない寝室の朝は3500ppmまで上昇します。空気浄化の目的で噴霧する除菌消臭スプレーは逆に空気汚染につながる恐れがあります。

健康を損ねるカビ、バクテリア、粉塵、アレルゲンを回避する

住居環境では室内空気中の微生物汚染を発見し回避することが重要です。カビ対策の要点は、そもそもカビを発生・繁殖させないことです。カビの繁殖する条件には、栄養・水分・温度・酸素などが関係していますので、これらの要素をできるだけ取り除くことがカビ防止につながります。カビの栄養となる有機物質を取り除くために、こまめに掃除をしましょう。湿気を溜めないためには除湿や換気に気を付けましょう。またバクテリアも考慮の対象となります。

電磁場、無線(ワイヤレス)通信を最小限に

電気技術は人類史上最大の、人間を使った実験であり、電気生物学的な知識が不十分なまま突き進んでいる事柄です。人工的な電磁場は今日大きな問題として存在し、実際に住む場所がないと嘆く人がいるくらいです。交流/直流の電場/磁場、高周波(マイクロ波)について学び、きちんと遮蔽(シールド)または電気配線を遠ざけることが求められます。特に再生の場である寝室、長時間滞在するソファー周りは注意が必要です。

暖房のために放射熱源を優先する

太陽(日射取得)や炎を考えることは、暖房のシステムを考える上で必要です。熱の質とはそもそも何でしょうか。開放式の暖炉や放射する太陽熱を前にして、肉体的にも心理的にも感じることが大切です。「炎のセラピー」は、血液循環や皮膚の血行を良くし、新陳代謝・ホルモン調整に肯定的に作用し、抵抗力・免疫力、そして生きる喜びを高めていき、調和に満ちてリラックスした快い雰囲気をつくりだします。

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