
建設コスト
久々に住宅建設コスト関連の情報です。来年早々発行される建築雑誌の執筆も半分ほど終わりました。日々の業務の合間で進めていますが、来週末までには書き上げないといけないのでラストスパートという感じです。
今日は住宅基礎工事のコストについてお話しますね。
現在の住宅基礎はベタ基礎と布基礎に大別できます。近年では一体構造で剛性が高く防湿性能もよいベタ基礎が標準仕様となりつつあります。ただ、基礎自体の自重が重いので地耐力が著しく不均一な敷地で安易にベタ基礎を採用すると地盤沈下の原因となる可能性もあるので基礎選定は単純ではありません。

基礎形状
添付写真の形状および鉄筋配筋図は2階建て住宅を支持するための最低基準と考えてください。地盤面から基礎立ち上がり天端までの高さ300は建築基準法の最低基準ですし、基礎下のレベルも実際は地耐力検査(サウンディング試験など)を行って支持地盤まで掘り下げるか地盤改良が必要となります。
布基礎の基礎下平らな部分の広さ360ミリも最低基準で、地耐力と上部建築物の加重との関係で450ミリや600ミリとするなど調整が必要です。鉄筋の太さや間隔も上部建築物の加重や基礎立ち上り間の間隔によっては間隔を狭めたり鉄筋を2重に入れたりして調整が必要です。
設計事務所は見積もりをしないと思っている方もいるかもしれませんが、予算の中で建築可能な建物を設計するためには積算して建築かのうかどうかを確認する必要があります。私は毎物件で工務店が作成する詳細見積もりレベルの設計積算をしており、基礎工事も土を掘る掘削土量やコンクリート・鉄筋量を計算して単価を乗じた詳細見積もりを作成しています。
さて、前置きが長くなりましたが、基礎工事のコストを紹介します。
添付の最低基準で積算して(あくまでも最低基準です)
ベタ基礎:15000円/m2→15坪の基礎で80万円程度
布基礎 :12000円/m→15坪の基礎で60万円程度
布基礎は防湿性能が悪く、実際には基礎間の土部分に後打ちで防湿コンクリート施工することが多く、施工すると合計70万円程度。上記のように若干布基礎の方が安いのですが、軟弱地盤にも対応でき、剛性が高く防湿性能もよいベタ基礎を採用する事が多いのです。
建設コスト解説の目次
・建設コストに関する建築雑誌の記事を執筆中
・仮設工事のコスト
・基礎工事のコスト
・木工事のコスト
・屋根工事のコスト
・外壁工事のコスト
・石タイル工事のコスト
・内装工事のコスト
・アルミサッシのコスト
・木製建具のコスト
・塗装工事のコスト
・給排水給湯設備のコスト
・執筆していた建築知識2月号が発刊されました


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このブログの総目次
「建築家が考えるLOHASな住まい」 総目次
(1)光熱費1/2住宅の設計手法
・光熱費1/2住宅とはなにか?
・光熱費1/2住宅の13要素
・自然風の利用技術
・昼光の利用技術
執筆していた建築知識2月号が発刊されました
昨年の10月から執筆をしていた建築知識2月号「間違いだらけのコストデザイン」
が発刊されました。私が執筆した部分は次の項目です。
分かりやすく解説していますので一般の方が見ても見積もりできると思いますの
で興味ある方は書店で購入ください。建築関係の月刊誌としては最も歴史ある雑誌
なので大きめの書店なら取り扱いしているでしょう。
住宅建設費 給排水給湯設備
今日は睡眠3時間で「建築知識」原稿の最終チェックをしたので
やや寝不足です。おかげさまで、今月末発売の建築知識 コスト
デザイン解説の執筆作業は100%完了しました。
内装工事のコスト
いや~来年1月発売の「建築知識」特集記事を2カ月前から執筆していまし
たが、ようやく全ての項目の執筆が完了し、年明けに総チェックと修正を残
すのみとなりました。
石タイル工事の建築費
建築雑誌の原稿執筆もようやく残り2項目となり一致段落つきました。
外壁工事のコスト
住宅の外壁工事の種類は3種類ほどに分類できます。
1 窯業系サイディング(ニチハモエンサイディング等)
2 金属系サイディング(ガルスパン等)
3 モルタル+エマルション樹脂塗材(ジョリパットやマジックコート)
その他、仕様頻度は少ないですが木板張りや珪藻土、シラス壁や昔ながらの土壁
などもあるでしょう。
屋根工事のコスト
建築雑誌原稿の締め切りが迫ってきました。あと一週間足らずで
書き上げねばいけません。