住宅の断熱と気密

事務所工事は木製建具枠の設置が完了しました。
普通は外壁下地合板を張ったあとすぐにアルミサッシを設置、透湿防水シート張り後に胴縁・外壁工事と進んでいくのですが木製建具の場合は木枠設置に時間がかかるので工程が遅れます。現場採寸後の制作となるので木製サッシ取付はさらに1カ月後くらになってしまうでしょう。

昔はこれくらいの工程で進んでいたんですけどね。世の中の時の流れ同様に住宅工程も短縮されて慌ただしいものとなっています。

外部から雨が入らないようにしっかり養生して、内部断熱材の設置は完了しました。今回使ったのは高性能グラスウール!!現在世に出回っている断熱材のなかで最もコストパフォーマンスの高い断熱材でしょう。

普通のグラスウールの1.5倍の断熱性能があります。断熱材は材の性能に目がいきがちですが、一番重要なのは施工方法です。どんなに能力の高い断熱材を入れても隙間だらけでは何の意味もありません。ダウンジャケットのように断熱材の気密性を高めることで断熱材本来の能力を発揮するのです。気密は断熱材と壁内結露防止のため、室内居住空間は計画換気で快適に!! これが鉄則です。

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  1. このブログの総目次

    「建築家が考えるLOHASな住まい」 総目次
    (1)光熱費1/2住宅の設計手法
      ・光熱費1/2住宅とはなにか?
      ・光熱費1/2住宅の13要素
      ・自然風の利用技術
      ・昼光の利用技術

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