ジードルンクに十分な緑地を確保するーエコ・ソーシャルな生活空間

地方や都市部のジードルンクに十分な緑地を確保する

ーエコ・ソーシャルな生活空間

ーバウビオロギー25の指針

 

ジードルンクとは、ドイツ語で定住地ないし入植地の意味ででしたが、産業革命後の都市問題を改善するためにドイツで1920年代から大都市郊外地に計画された大住宅団地をさすようになりました。歴史的な都市ジードルンクは、地域の気候風土と都市を調和的に結び付け、精神的な諸認識をもって作り上げられていました。近代のジードルンクはそれに対して「カオス」という多様性をもった、自己矛盾するような秩序を示しています。

 

多くの人々は住居環境と自然が調和していることを望んでいます。アントン・シュナイダー曰く「健全な生活空間への人間の自然権は、最終的に満たされなければならない。花が咲き誇る、エコロジカルで社会的で健康的に作られた村と都市を間接するという要請は、ユートピアのままであってはならない。新しい建築文化、ジードルンク文化は実現されなければならない。それはまた社会生活、経済生活全体に刺激を与えるはずだ」と説いています。

 

指針が目指しているジードルンクに十分な緑地を確保する、の緑地とは、公園や美しい花園だけではなく、自然が主に自分自身に身を任せ、そして多くの利点を提供する水平(屋根緑化を含む)、垂直(壁面緑化)エリアをも意味します。

 

―理想的なジードルンク実現のためのヒントー

※スポーツや遊び、老若男女のためのリフレッシュエリア、レクリエーションエリア

※ミツバチ、鳥、カエル、リスなどの野生動物の生息地

※食料を含む地場の供給(アーバンガーデニング、市民菜園、クラインガルテン)

※園芸センター、農場、養蜂などの仕事

※「石の砂漠」と比較して最大10°Cの温度低下による微気候の改善

※より良い空気:より少ないCO2、汚染物質、微細なダスト、夏の冷却効果とともに高い相対湿度

※多くの緑が遮音をも提供するため、騒音も低減される

※水の浸透と貯水、それによって洪水リスクが少なく、地下水質が向上する

※植物浄化装置=閉鎖系の循環システムによる、その場所での排水処理

 

そしてこのために、ラディカルな、しかしますます多くの人々によって広められ、受け入れている提案である:都市やジートルンクから車を追い出すこと。それによってすでに列挙された利点のほかになお多くのことが獲得されます:より多くの緑地、より少ない騒音、ダスト、危険(子供にとって)、エネルギー消費・・・

 

最終的には、持続可能な未来への視点と著しく改善された生活の質を目指さなくてはいけません。

 

現代という変革の時代をチャンスとしてとらえて行動しましょう。建築と都市は、「風景」をより美しく、そして価値あるものにしていくべきであり、新しいフォルム、色彩、リズムを展開していくことによって、より満足感を想像し、愛と精神と美を表現にもたらすべきです。そのためには精神的なエコロジーが必要です。すなわちそれは、自己犠牲であり、全体の幸せ(反映)を視野にいれつつ、平和と調和を実現するために社会へ奉仕することです。

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