気化熱

前回に続きセミナー「快適な住まいづくり」で夏場の快適性を考える上で参考となるお話を聞きましたのでご紹介します。
真夏の木の下って涼しいですよね。これは直射日光が当たらず風が流れているだけでなく、気化熱という科学的作用が働いています。学校で習ったので憶えている方もいるかもしれません。
水が蒸発するとき、周囲の熱を奪うという性質。木の葉に含まれた水分が日光当り蒸発しますので、
このとき周囲の熱を奪い、木の下は外気温よりも2~3度低くなるのです。
一昨年ほどまえから東京都で行っている「打ち水」運動も同じ原理です。雨水などを溜めておき、
夏の日中に散水するもので、水が蒸発することで周囲の温度を下げるのですね。
温暖化が進行する都市で、断熱・通気・遮蔽などいかに性能の良い住宅を作っても、空調なしで外気温より温度を下げることは不可能ですが、気化熱という性質を利用すれば、室温を外気温より2~3度低い住宅を作ることができます。

コメント

  1. このブログの総目次

    「建築家が考えるLOHASな住まい」 総目次
    (1)光熱費1/2住宅の設計手法
      ・光熱費1/2住宅とはなにか?
      ・光熱費1/2住宅の13要素
      ・自然風の利用技術
      ・昼光の利用技術

  2. 窓の結露と外気温の関係

    冬になると窓ガラスにびっしり漂着する結露水。いやなものですよね。
    結露は住宅にとってもカビの発生や構造体の腐食などの原因となる
    排除したいものです。
    窓枠やガラス表面の結露だけでなく窓下の壁内部の結露水が窓下
    の構造対を腐食させる原因になることもありるので注意が必要。