エコロジー用語解説シリーズ  「ヒートポンプ}

エコロジー用語解説シリーズ  「ヒートポンプ」
最も身近な空調機であるエアコン。何故エアコンは冷暖房できるのか?
以外と分かりませんよね。今日はエアコンの冷暖房に使われている
ヒートポンプについて解説します。
ヒートポンプは空気中の熱をくみ上げて熱エネルギーに転換する技術。
ん~まだまったく分かりません。

では図を使って説明しましょう。
気体は圧縮されると温度が上昇して、圧力が下がると温度が下がる。
これはなんとなく分かると思います。ヒートポンプはこの原理を使って
いるのです。
図は夏の冷房時を示したものです。圧縮機で期待を圧縮し、高温になった
熱を室外機で空気中へ放熱、次に膨張弁で圧力と温度を下げて、室内機
で冷熱と室内空気中の熱を交換し、再び圧縮機で圧縮する。というサイクル
を繰り返すことで冷房を行います。
冬はこの逆の循環をすることで暖房を行うのです。
さて、ヒートポンプで特質すべきなのはエネルギー効率です。
電気は発電と送電の過程で63%のエネルギー損失が発生し、家庭にとどく
エネルギーは37%しかありません。ヒートポンプは1の電気エネルギーを
5倍にすることで、トータルでは111%のエネルギー効率を達成するのです。
発電するために燃やす石炭や天然ガスが元々持っているエネルギー以上
の仕事量に変換してくれという優れた原理です。電気はそのまま使わず、
ヒートポンプで熱変換してから使う、これがエコロジーの鉄則です。
ヒートポンプは、エアコンの他にも冷蔵庫やエコキュートで使われています。

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