シックハウス、環境過敏症、電磁場過敏症

昨日、日本バウビオロギー研究会から案内をいただいた環境過敏症に関するセミナーを受講しました。環境過敏症とは、普通の人は自覚しないような身の回りの多種多様な微量な化学物質の曝露や、多種多様な電磁場からの電磁場曝露により、頭痛・睡眠障害・倦怠感・疲労感・集中力低下・記憶力低下・筋肉痛・関節痛・吐き気・発疹など多様な症状が現れる健康障害で、アレルギー疾患と密接な関係があることが知られています。

昨日のセミナーでは、疫学・環境医学の分野で研究をされている北條祥子先生の学術的なお話を聞くことができました。

北條祥子先生の略歴:尚絅学院大学名誉教授、早稲田大学応用脳科学研究所「生活環境と健康研究会・代表」、東北大学大学院歯学研究科研究員、医学博士(東北大学)、歯学博士(東北大学)

環境過敏症の代表例はシックハウス症候群(SHS)、化学物質過敏症(MCS)、電磁場過敏症(EHS)です。原因となる化学物質や電磁波は本当に多種多様です。

化学物質の例:受動喫煙、食品添加物、医薬品、消毒剤、柔軟剤、芳香剤、消臭剤、ホルムアルデヒドなどのVOC・・・

生物要因の例:カビ、ダニ・・・

電場電磁波:パソコン、家電製品、電気配線、携帯電話、携帯基地局からの電磁場・・・

近年、環境過敏症と小児の登校障害・自閉症・多動症、学習障害との関係が指摘され始めています。北條先生の調査では、日本の一般人の中には化学物質過敏症(MCS)の可能性が高い人が「6%」、電磁場過敏症(EHS)の可能性が高い人が「3~5%」、MCSとEHSを合併している可能性が高い人が「1%」いたそうです。これらの過敏症で難しいのは医学的な診断方法がまだ確立しておらず、原因の特定が困難であることです。体に不調があるのだけれど病院にいっても原因が分からない、特定の刺激(食品、光、臭い、音、振動、電磁場、など)に対して持続あるいは反復する症状がある、お子様の行動が変わったが原因が分からない、というような方は環境過敏症を疑ってみてください。

環境過敏症は現代人なら誰もが発症してもおかしくない健康障害です。早期に気づき、個人レベルでできる環境改善や生活改善をしながら発症を抑制していく必要があります。特にお子様は自ら原因を特定することができず、幼少時に発祥した環境過敏症は完治しにくいという現実があるそうです。社会全体で子供の健康を保全できるよう環境づくりを、まずは各家庭で考えていくことが重要です。

バウビオロギーではこのような問題も考えながら設計や施工の立場で建築の環境づくりをしています。

シックハウス症候群、化学物質過敏症、電磁波対策、低周波音、振動など環境に起因するお悩みなどありましたら下の問い合わせフォームからご連絡ください。

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