築100年の古民家再生 計画概要資料

某企業との共同事業でリフォーム・リノベーション事例の資料を作成したなかで「築100年の古民家再生」も資料1枚作成したので紹介します。

「築100年の古民家再生」計画概要
計画地は川崎市高津区、完成はは2015年6月でした。その1年以上前のこと、その当時おなじ区に事務所があり古民家再生に取り組んでいた当事務所へ相談がありました。既存建物は最も古い範囲は築100年、2階建て部分は増築されたもので築40年という古い木造住宅でした。古民家ですのでとにかく寒い、ロウソクの炎が大きく揺らぐほどの隙間風、老朽化した水回りなどに悩まされておられました。古民家の雰囲気は好きで家に愛着もあるので、リノベーションしたうえで快適な環境と使いやすい水回り設備へに改修を希望されていました。

ご予算総額から計算すると2階部分まで手を付けることは不可能だったため、2階は断熱区画外とし単なる物置でつかってもらうよう考えました。それにしても1階だけで70坪を超える施工床面積でしたのでかなり大きなリノベーションとなりました。必要は部屋は、居間、ダイニングキッチン、寝室4部屋、趣味室、趣味室に併設したトイレでした。
建物基礎は石場建ての基礎です。耐震診断ソフトにより石場建てでも耐震性能を確保できるよう既存壁を活かしながらプランを固めていきました。水平天井だった居間は斜め天井として部屋の奥まで光が入るように改修、キッチンと元応接間を一部屋としてダイニングキッチンに改修、半端ない家財道具が保管されていた大きな倉庫(ダイニングキッチン左)は半屋外空間の「夏の間」として再生しました。夏の間は南北の引き戸を開け放つと風が通り抜けとても快適な場所です。大きな蚊帳を設ければ夏の居間として、あるいは応接スペースとして利用できるよう考えました。そして夏の間から直接入室できる趣味室は天井を高くして梁現しとし壁一面に鏡を設けました。鏡の効果でとても広くそして梁の存在感を感じる部屋となっています。
既存の室内建具はどれも趣があるものばかりだったので高さ調整などして多くを再利用しています。

耐震評点:0.51→1.55

Q値:6.82→2.39W/m2k(設計当時はUA値ではなくまだQ値が評価指標でした)

光熱費:34万(実数)→設計値15万円

竣工写真は下のリンクからご覧いただけます。

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