
【東京都足立区の高性能賃貸住宅】
気密性能
気密工事が完了し気密測定を実施しました。結果は1号棟2号棟とも「隙間相当面積C値 0.5cm2/m2」の結果となりました。2号棟は最初の測定でC値 0.5を測定し、1号棟は最初の測定がC値0.7となり気流測定器で空気漏れ箇所を突き止めて気密処理後の再測定でC値 0.5の結果となりました。
気密性能ってなに?
隙間相当面積ってなに?
断熱性能はよく聞くけど気密性能って必要なの?
など様々な疑問があると思いますので簡単に解説いたします。昔の家は隙間だらけで風が強い日はロウソクの炎が揺れるほど隙間風がありました。数値的には古民家はC値 5.0~7.0だったと言われています。C値が低いほど気密性能が高い、つまり隙間が少なく気密性能が優れた住宅ということがわかります。隙間が多いと冬の底冷え感が増すだけでなく、シックハウス対策の換気ができなくなってしまいます。
では気密性能はどこまであげればよいのか、これは建設地によっても変わります。東京都足立区のように比較的温暖な地域であれば、計画換気の観点から最低値はC値1.8です。比較的温暖な地域でC値1.0の性能なら一般的には高気密住宅と言えます。そして本計画のC値 0.5は、ほとんどの住人が満足できるレベルの気密性能です。
本計画の気密処理の方法については下のブログで解説しているのでご覧ください

曲面バルコニー
気密測定も目標の結果が出て、工事は着々と進んでいます。上の写真は1号棟バルコニーの工事状況です。曲面の腰壁と庇が目を引きますね。
完成すると表層の仕上がりしか見えませんが、実際の工事は大変です。9mm合板を曲げやすいように筋を入れて曲面にそって張り付けるという大工さんの技によって施工されています。手間がかかる工事どうもありがとうございます!!
外皮性能・ZHE認定
本計画は1号棟と2号棟の2棟からなる3住戸の賃貸住宅です。
1号棟賃貸室A:37.92m2(1LDK)←1階
1号棟賃貸室B:59.57m2(1LDK)←1階玄関と2階
2号棟賃貸室C:72.54m2(2LDK※家具で部屋分割して3LDKとして使用可能)
外皮性能は東京ゼロエミ認定の性能値をお知らせいたします。
1号棟:Ua値 0.26W/m2K、ηAC値 0.8、ηAH値 1.5、断熱等性能等級7
太陽光パネル設置によりZEH(ゼロエネルギー住宅)認定を受けています
2号棟:Ua値 0.37W/m2K、ηAC値 1.2、ηAH値 2.0、断熱等性能等級6
太陽光パネル設置によりZEH(ゼロエネルギー住宅)認定を受けています
ラワン天井
最後に2号棟の工事状況を紹介します

1号棟、2号棟とも2階天井をワラン合板張りとしました。写真は2号棟の工事状況です。合板の厚みは4mmです。ワラン合板は白身と赤みがあり、2.5mmなどの薄物だと色合わせが難しいのですが、4mmや5.5mmになると発注時に色の統一がしやすいのです。

素朴で綺麗な木目でしょ。40年前ならラワン合板仕上げは最もローコストな素材でしたが、現在はクロス仕上げと比べると高価な仕上げ材となりました。ちなみに、本計画では床に9mmのラワン合板を用いました。前回ブログで紹介しましたがもう一度紹介しますね。

なかなかの迫力ですよね。ラワン合板は塗装すると色が強調されてさらに色幅が大きくなります。床はウレタンクリア塗装とし、天井は無塗装としました。大工さんにとっては無塗装もやっかいで、素手で取付すると手の油が数十年後に浮き出てくることがあるため手袋装着で工事しなくてはいけません。ちなみに我が家トイレ天井(シナ合板)には手模様が浮き出ています。
最後に階段転落防止用のラワン板縦格子を紹介して終わりと致します



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