断熱材

今回から「断熱材」「高断熱・高気密」「結露」「ペアガラス」「エコキュート」と最近話題の点について私が感じている事をお話していきます。初回は断熱工法についてお話します。
断熱材は一般的なグラスウールやロックルール、ポリスチレンやウレタンなどの板状のもの、セルロースファイバーやウールなどの自然系材料のものなど材質だけでも様々です。また工法も外張り、充填、吹き込みなどがあり、一般の方が判断するのは難しいかもしれません。
私自身実務で設計をしている者の見解を申し上げると、外張り断熱でも充填断熱でもしっかり施工すれば断熱性や結露などの問題をクリアして次世代省エネルギー基準等を満たせます。逆に乱雑な施工をしてしまうと断熱性能は著しく低下するでしょう。また断熱材だけで考えていては意味が無く、防湿層や通気層とセットで判断する必要があります。
実際私は外断熱と充填断熱を施主の考え方によって使い分けております。一般の方は、断熱材や断熱工法それぞれの長所・短所を専門家から聞き、判断すべきです。偏った見解の著書だけで判断してしまうのは止めましょう。

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  1. このブログの総目次

    「建築家が考えるLOHASな住まい」 総目次
    (1)光熱費1/2住宅の設計手法
      ・光熱費1/2住宅とはなにか?
      ・光熱費1/2住宅の13要素
      ・自然風の利用技術
      ・昼光の利用技術

  2. 窓の結露と外気温の関係

    冬になると窓ガラスにびっしり漂着する結露水。いやなものですよね。
    結露は住宅にとってもカビの発生や構造体の腐食などの原因となる
    排除したいものです。
    窓枠やガラス表面の結露だけでなく窓下の壁内部の結露水が窓下
    の構造対を腐食させる原因になることもありるので注意が必要。

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