カビ対策 スイス漆喰、メルシーライト

台風19号が近づいています。
川崎はまだ風は強くありませんが雨が降り始めてきました。今日の夕方から明日の朝まで激しい雨と風が予想されているので事前の対策をしておきましょう。
さて写真は我が事務所の壁です。なにやら点々と補修された跡がありますね。元々塗っていた仕上げは中霧島壁ライト(シラス壁)だったのですがカビが出現したことからカビ部分にカルクウォール(スイス漆喰)を上塗りしてみたのです。上塗り補修したのが今年7月16日ですから約3か月経過しました。3か月経過し、上塗り補修していないシラス壁部分は若干新たなカビが出現していますが、スイス漆喰を塗った部分にはまったくカビは見られません。
シラス壁の成分は中性なのでカビの胞子が付着して放置しているとカビが発生します。普通に生活していれば換気されますが締め切りの納戸などは特に注意が必要でしょう。カビはアルカリ性に弱い性質があり、アルカリ成分の仕上げ材にはカビが生えにくい事が知られています。スイス漆喰はアルカリ性でカビが生えにくいという特徴があります。
最近の3物件では珪藻土に漆喰を混ぜたEMMAXのメルシーライトを使っています。珪藻土の調湿・吸臭性能に加え漆喰のアルカリ成分でカビ難さを兼ね備えた左官材です。

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