小田原のバウビオロギー住宅紹介チラシ

小田原のバウビオロギー住宅(冬至の日の出が神棚を照らす家)

上棟から屋根回りの工事を進めています。化粧垂木の先端カット、表し軒天の杉板張りなど。今月末(2月23日~27日ころ)には構造見学会を開催する予定です。構造見学会の期間中ずっと現場に常駐はできませんので、施工してくれている工務店さんの社員の方々へバウビオロギー住宅とはどのようなものか、そして小田原のバウビオロギー住宅ではどのような点を考慮して設計したのか、などの説明を来週早々で行います。

本日のブログで掲載している資料は現場に置いているお持ち帰り用チラシです。バウビオロギーは「建築生物学・生態学」と訳されていますがその言葉を読んでもどのようなものかピンときませんよね。バウビオロギーは40年前にドイツで生まれた学問です。健康で、快適で、省エネで、心地よくデザインされた建築を作るための25の指針が示されています。25の指針は5つの大項目に分類され整理されています。1建築敷地、2建材と遮音、3住居環境、4空間造形、5環境・エネルギー・水が5つの大項目です。各項目は複数の大項目に関連するものもありますが理解しやすいよう分類されました。

25の指針はとても広範囲でそのすべてを実践することは不可能です。ですが出来ることを一つでも多く取り組むことでバウビオロギー住宅に近づきます。

現場に置いてあるチラシ資料では、小田原のバウビオロギー住宅で取り組んだ指針について簡単に紹介しています。建設地は大項目1の建設敷地としては申し分ない立地となっています。

2「建材と遮音:についての取り組み
杉無垢フローリング・珪藻漆喰塗壁・和紙貼り天井などの自然素材を選定。暖かく柔らかな杉フローリングは素足で歩いても気持ちよく精神を安定させる匂いで空間を包みます。壁珪藻漆喰は調湿効果や臭いの吸着効果が高いだけでなく表面温度変化が緩やかで住居者の快適感を高めてくれます。正しく選定された自然素材は肌感覚で快適性を高めてくれます。反面傷や隙間などを許容することも必要です。断熱材として採用したセルロースファイバーは遮音性と調湿性の高さで居住性と構造材の保存に貢献してくれます。

3「住居環境」につても取り組み
先に紹介した自然素材は吸放湿性が高いことはよく知られていますね。小田原のバウビオロギー住宅では柱を露出させ構造体の吸放湿効果も加えています。断熱材セルロースファイバーは隙間なく充填でき熱容量も大きい建材です。一般的な住宅と比べ2倍以上の断熱性能となるよう計画することで室温の安定化だけでなく周壁面表面温度を室温と同レベルとすることで快適体感としています。
居住者が長く居るベッドとソファーの周囲には電気配線ルートがこないよう計画することで電磁波の影響に対応しました。平面プラント造形デザインは太陽光や窓換気の効果を利用したパッシブデザインで決定しています。単純な外皮性能だけでなく室温シュミレーションを利用することで冷暖房無しで快適な温熱環境となるようデザインしています。

4「空間造形」についての取り組み
建物のフォルムを考えるうえで地域性や場所性はとても重要です。奇抜なデザインではなく周辺環境となじむフォルムとすること、計画地域で古くから使われている工法や仕上材にも配慮することにより地域の気候風土になじむ建築となります。小田原のバウビオロギー住宅は高低差のある区画に平屋住宅を建設し、瓦屋根と杉板外壁を選定しました。瓦はメンテナンスフリーの素材であり長い目でみると他の屋根材と比べ経済収支が優れています。杉板は着色せず防腐塗料のみの仕上げとしました。経年変化によりシルバーグレーに変色し再塗装が不要なためこちらも長い目で見ると他の外壁材と比べて経済収支も優れています。ただし収縮による反りが出ることがあります。今回は平屋なのでメンテナンスのし易さも考慮して採用しました。

最後に、小田原のバウビオロギー住宅で採用した構造材を紹介します。
土台・柱・梁・根太・垂木などの構造材と羽柄材には静岡県天竜区の「天竜T.S.ドライシステム協同組合」の天然乾燥材を採用しました。木材の旬である冬季の特に新月期に伐採した木は、水分・養分が少なく、「腐りにくい・カビにくい・狂いにくい」という特徴があります。また伐採した場所での「葉がらし」により天然のフェノール成分が生成され腐朽菌を寄せ付けない香り豊かな木です。

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